ゆきのひび

日々思うことを綴りましょう。

グループ展に参加することになったので、ちょっと考えてみる

友人たちと、グループ展をやることになった。 参加する友人も、写真だったり立体だったり絵画だったりとジャンルもバラバラ。 まだいつやるかは正式に決まってないんだけど、多分秋くらいにはやるんじゃないかな、と。

しかし、自分はデザイナーでありアーティストではない。 そういった意味で、グループ展に出せるような作品と呼べるものは一つもない。 展示会というものもやったことはないし、その作法(?)もわからない。 これが大前提。

グループ展をやる理由はいろいろあるでしょう。 まずは、アーティストとして自分の作品を他人に見てもらいたい、という欲求。 それを認めてもらいたいといった気持ちもあるでしょう。

グループ展という形をとることによって、会場の費用を参加人数で分割できたり、それぞれの友人を呼べるわけだから、見に来てくれる人の数も増える……はずである、と。

でもね、この時代、アーティストを目指している人はごまんといるし、SNSやWebサイトでも、作品を発表している人なんて検索すればたくさんいるでしょ? そんな人たちが、数々のアートイベントに参加したり、個展やグループ展を開いていますよね。 商業レベルから趣味レベルまでピンキリなわけ。

正直、無名なアーティストが展示会をやっても、来る人は限られると思うのです。 そんな展示会に誰が来るか?

まぁ、ぶっちゃけ、オナニーショウ以外のなにものでもないので、それをわざわざ見に来る人となると、身内の友人たちと、たまたま通り掛って何を血迷ったか中に入ってきてしまった人の2種類しかいないわけですよ。 友人だって、余程の興味がなければ来ませんよね? 基本、本人たちが楽しければそれでいいんじゃないの?

でも、なぜかみんな、人を呼ぶことにこだわって、グループ展自体のコンセプトをいろいろ考えたり、共通テーマを持った作品を作るようにしたり……とやりたがるんです。 実際、私も友人の個展やグループ展に足を運んだこともありますが、友人が個展やっているから会いに行く。 ただ、それだけです。

ホントに好きなアーティストさんだったら、何も言われなくても見に行くし、もしかしたら作品だって買っちゃうかもしれません。

で、グループ展にはいろんな人が来ているんだけど、オープニングイベントとか、身内だけで盛り上がられると、正直居場所がないんですよね。だから挨拶だけして帰っちゃう。 作品も一応は見るけど「まぁ、そうね」って感じになっちゃいませんか?

作家さんたちも仲間内でキャキャキャウフフして、その後飲み会とかしちゃうんでしょ? ほら、やっぱり楽しいのは本人(およびその友人)たちだけじゃない?

って考えてしまうのですよ。

なのにグループ展に参加しちゃう。 矛盾しまくりですよね。 ごめんなさい、ごめんなさい。

デザイナー的に考えると、もし単純に友人や身内以外の人を呼ぶことを前提にするのであれば、「ブランディング」や「マーケティング」の要素が少なからず必要になってくると思います。 その戦略もきちんと考えなければなりません。

何もしないで、身内以外の人が来なくて「在廊していても暇」と言っちゃう? まぁ、現実的に何かしても大して変わらないんですけどね。 そんな方法があるんだったら誰かが先にやってることでしょう。

基本に則るなら、Webで作品公開→ある程度見てくれる人がいるならば個展を開く。 みたいな感じになるんだろうね。 作家の露出が多いと人となりがわかってもらえるかも?

うーん、まとまらない。

次回はもう少し、突っ込んで考えてみたいと思います。 では。